フルリモートで1年半働いて個人として工夫していること

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フルリモートで働いて1年半ほどが経つので、自分が工夫していることについて残しておこうと思いました。この記事は会社云々とかチームワーク云々とかの話ではありませんのご了承ください。個人として家の環境だったり、習慣に気をつけている点についてまとめます。

ちなみに家族構成としては妻と子供3人(全員小学生未満)を含めた5人です。

【注意】この記事の内容はあくまで我が家で今の所運用できている内容です。各家庭や環境によって効果は大きく異る可能性があるので、その点はご了承ください。

仕事場

Trelloでタスク管理

タスク管理には色々とツールを試しましたが、結局Trelloに落ち着いています。会社で使っているツールがTrello以外の場合は適宜そのツールを使っていますが、公私ともに必ず使っているのはTrelloです。

trello.com

Trelloに最終的になった大きな理由は特にないです。「これだ!」って思えるツールにまだ出会えてないのと、最初に使い始めたのがTrello、というくらいです。

バレットジャーナルで「その日の記録」

Trelloに加えて、その日にやること(やったこと)については、実はツールではなく紙のノートに「バレットジャーナル」というやり方を使って管理しています。やることを箇条書きにして打ち消していくことと、起きた出来事(ミーティングなどの割り込み)も箇条書きにしておくというとてもシンプルなことなのですが、実際にペンでノートに書く影響なのか、頭によく残りますし、翌日も何をやったかがふりかえりやすいです。バレットジャーナルに関しては、それだけで1記事ガッツリ書けるので、紹介だけでとどめます。

バレットジャーナルに関するおすすめ書籍は下記↓

他にも「バレットジャーナル」とググればたくさん情報が出てくるので参考にしてみると良いと思います。

ポモドーロでメリハリ

家でメリハリをつけるのが結構難しいのですが、これにはポモドーロテクニックが非常に役に立っています。25分間集中して、5分休憩をとることもあれば、50分集中して10分休憩することもあります。「ポモドーロ・テクニックについて聞いたことがない!」という方は下の記事を読んでみてください。メリハリを半強制するのに僕は重宝してます!

kakakakakku.hatenablog.com

ポモドーロのアプリも、いくつか使ってみた結果PomoDoneAppに落ち着きました。サクサクニュルニュル動いてくれないという不満がそれなりにありますが、他サービスとの連携が現時点では一番多いのでこれにしています。

pomodoneapp.com

具体的にどのような連携をしているかというと、下のとおりです。

  • タスク管理をTrelloと連携
  • Focus TimeをRescueTimeと連携
  • Do Not DisturbをSlackと連携

一つ一つ軽く紹介します。

タスク管理をTrelloと連携

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https://t.ly/qrbep

PomoDoneAppはTrelloと連携してタスクを同期しておくことができます。なので、Trelloでタスク管理して、その中からタスクを選んでポモドーロを行うことができます。

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Trelloのタスク

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PomoDoneAppで使用

ポモドーロ時間をRescueTimeと連携

RescueTimeについては後述しますが、Focus Timeとポモドーロの開始/終了を連携させることができます。いちいちRescueTime側で開始/終了をやらなくてすむのでかなり助かります。これでポモドーロ中はTwitterYoutubeとかをついつい閲覧しちゃっても強制ブロックされるので安心です!(ブロックしてほしくないコンテンツも例外に追加可能です)

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https://www.rescuetime.com/focustime

Do Not DisturbをSlackと連携

集中したいのにかなりの割合でそれの阻害原因となるのが通知です。Slackのようなチャットツールが特に通知が多いと思います。PomoDoneAppはSlackのDo Not DisturbとON/OFFを連携させることができるので、ポモドーロ中は通知が表示されないようにすることができます(自動連携なので、ON/OFFを意識する必要がありません)。

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Do Not Disturb

ノイズキャンセリングヘッドホンで音を遮断

リモート勤務で気になるのはです。特に小さな子供がいたりするとこれはかなり深刻な問題。例として:

  • 「あー!!!」と何やら子供が起こした事件に驚く妻
  • 「パパぁ!」と呼びかけてくる子供
  • 猛烈に泣きまくる赤ちゃん
  • 子供がはしゃぎまくってる音
  • ママ友さんが遊びに来てるときの談笑

上げていけばキリが無いのですが、これらは仕事に集中したいときにかなり致命的な障害になります。前提として家族と合意をとる必要がありますが、僕はノイズキャンセリングヘッドホンでこの問題は概ね乗り越えています。使っているのはSONYのWH-1000XM3。

www.sony.jp

これに「Sleep Orbit」のようなアプリで雨音を流しておくことで、家の音はいっさい聞こえなくなります。これで家族も自分もハッピー。(ただし、これを休みの日にやった場合には当然妻は噴火します。あくまで「仕事中は…」という合意をとっておきましょう

Sleep Orbit: Relaxing 3D Sound

Sleep Orbit: Relaxing 3D Sound

  • SMB Studio LLC
  • Health & Fitness
  • Free
apps.apple.com

しかし、結構大きな課題として「ミーティング」などでマイクを使う必要があるときに、雑音がたくさん入ってしまうということが残ります。これに関しては指向性の高いヘッドセットを用意することが一番の解かなと想ってます。以下の記事が非常に参考になりますので、ヘッドセットで悩んでいる方はぜひ読んでみてください。

blog.pirox.dev

家族とSlackで会話

上で紹介しているノイズキャンセリングヘッドホンを使うと、そのままの状態では家族とのコミュニケーションはいっきに難しくなります。うちでは、仕事中であれば僕との会話はSlackで行うようにしてます。イメージ的には、「仕事部屋にいる=出社している=家にはいない」くらいな気持ちを家族には持ってもらっています。なので、妻とのやりとりは家の中に双方いたとしてもSlackで行っていますし、子供たちとはスマートスピーカー経由で会話してます。

子供とスマートスピーカーで会話

テキストメッセージが送れる子供ならともかく、小学校未満の子供とSlackで会話する方法はちょっと工夫が必要です。我が家では

  • 「子供→自分」はIFTTTでGoogle HomeとSlackを連携
  • 「自分→子供」はGoogle HomeのBroadcastでアナウンス

しています。

Google Homeで子供が「OK Google、パパに◯◯か聞いて」と話しかけると、「◯◯」の部分がSlackで通知されるようにIFTTTで連携してます。

ifttt.com

実際にSlackに流れてくる内容は下のような感じです。

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一方、僕から子供宛にSlackで返事をするわけにもいかないので、Google Assistantのブロードキャストを使って、音声メッセージをGoogle Homeに流すようにしています。難点としては、Google Homeのそばに子供がいるかどうかわからないので、声が届かないことが時々あります。。。ただし、シンプルなやりとりなら十分機能してます。

RescueTimeでPC上の活動を記録

その日一日PC上で何をしていたのかをふりかえるのに便利なツールがRescueTimeです。

www.rescuetime.com

PCやスマホにソフトを入れておくことでトラッキングしてくれるソフトです。

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最も良く使っていたアプリ

自分がどの時間帯に生産性が高かったか、あるいは低かったかがグラフで視覚化されていて便利です。「今日はミーティングばっかりだったな」って思った日はだいたいZoomとSlackが一日を占めています。

ShushでマイクのミュートON/OFFを瞬時に切り替え

オンラインミーティング中、極力家の中の雑音が入らないようにミュートのON/OFFが簡単に切り替えられると便利です。それにぴったりなアプリがShushです。

mizage.com

ショートカットキーに割当てたキーを押すことでミュートのON/OFFが瞬時に切り替えられます。

「オンラインミーティングソフトにショートカットがあるのでは?」という疑問が上がってきますが、仰るとおりで、だいたいの場合はあると思います。ただし、Shushというアプリで一括管理できていると、いちいちアプリに応じてショートカット覚えておく必要ありませんし、Shushがミュート状態であれば全体が必ずミュート状態になるので、心理的安全性が高まると思ってます。

健康

引きこもりがちになるフルリモートにおいて、健康への関心はとても大事です!僕も健康に関してはまだまだ改善していかないといけないのですが、以下の点については工夫をしています。

アーロンチェアで快適なSittingライフ

デスクワークなので椅子は確実に大事です。ということで定番のアーロンチェアを使用しています。

www.hermanmiller.com

10万円以上もするので出費がかなり痛いのですが、10年以上の保証もついてますし、丈夫ですし、何より座り心地が段違いに良いのでコストをかけるだけのメリットがあると思います。

アーロンチェアだけのおかげでは無いと思いますが、フルリモートになってから腰痛になっていないので、大きく貢献してくれていると思います。

課題というか、意図的なのかもしれないですが、あぐらがかけないのがたまにつらいです(笑)無理矢理あぐらをかくこともできますが、足がすぐ痛くなるので長時間は無理です。「そもそも椅子であぐらをかくな」ということだと思うので、かかないように矯正されちゃう方がきっといいですね。

FlexiSpotで半自作昇降式デスク

座りっぱなしな状態は健康に良くないので、立って作業ができるようにデスクをFlexiSpotで昇降式にしました。

ちょうど家の食卓テーブルとして使っていたIKEAのテーブルを買い替えたいと思っていた時期だったので、天板だけ取り外してFlexiSpotに取り付けました。ネジで取り付けるだけなので簡単です。若干天板の強度が心配ですけど、今の所問題なく使えてます。

お腹が空いたらアーモンドかクロレッツ

僕だけなのかもしれませんが、家で作業をしてると何故か異常にお腹が空きます。集中力を削ぎかねないレベルでお腹が空きます。間食していたら運動不足に加えて不健康な食生活というどうしようもない状況になってしまうので、間食はアーモンドとクロレッツに限定するようにしています。

「アーモンドはダイエットに良いらしい」ことと「ミント系ガムは食欲を落とすのと、ガム自体が集中力を高めるらしい」という情報で安易にとびついてます(笑)

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素焼きアーモンド

アーモンドも意識していなかったら無限に食べ続けちゃうので、1日24粒(午前12粒と午後12粒)と決めています。

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クロレッツ

ガムはだいたいお昼ごはんや晩ごはんを食べる1時間前くらいに噛んで、暴飲暴食をしないようにしてます。

リングフィットで適度な運動

リモートだと運動不足は深刻な問題です。ということでリングフィットを買って家で毎日トレーニングするようにしました。

www.nintendo.co.jp

外に出てジョギングなりした方が良いんでしょうけど、なかなかモチベーションを維持するのが難しいんですよね。。。リングフィットは程よく毎日継続できていて、気のせいか睡眠の質が上がったのと、朝の目覚めもよくなっていると思います。

番外編

その他にもちょっと工夫している点について。

赤ちゃんを背負いながら作業する

休日も含めるとPCと向き合っているときに寝ている赤ちゃんをエルゴで背負うことも珍しくありません。そんなとき、何かしら動いてないとすぐに起きちゃう我が家の赤ちゃんみたいなタイプだと、静止して作業をしているとすぐに起きてギャン泣きが始まります。

意図はしていなかったけれど、そんなときに非常に役に立っているのが昇降式デスクバランスボールです。

昇降式デスクのおかげで横揺れが可能になり、バランスボールのおかげで縦揺れが可能になってます。

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昇降式デスクで横揺れ

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バランスボールで縦揺れ

(撮影協力してくれた妻に感謝)

最後に

リモート勤務するにあたって工夫している点について色々とリストアップしました。我が家はこれで割とうまく運用できている気がします。ただ、改善すべき点はまだまだ日々感じていて、それらは徐々に良くしていけたらなと思ってます。「セルフマネジメント(自分の管理)」という点もとても大事で、それに関しては以下の記事でも紹介していますので、時間があればあわせて読んでみてください!

kenfdev.hateblo.jp