夜は仕事部屋で過ごすのが嫌いです。リビングでまったりと過ごしたいのですが、メイン機のMac Miniが仕事部屋にあるのがちょっとした問題。
- 夜は仕事部屋で過ごしたくない
- リビングでまったりしたい
- Mac Miniは仕事部屋にある
- 夜な夜なMac Miniで試したいことがちょいちょいある
- リビングにMac Miniをいちいち持ってきたくない
- Macbook Airは持っている
- Macbook Airで開発はあまりしたくない
という要求があります。一時はMac Miniとモバイルディスプレイを仕事部屋からリビングまで運んでました。ギリギリやれましたけど、長続きしませんでした。
MacからMacへのリモートデスクトップ
Windows機に対してはRemote Desktopしたら割とそのまんまノートPCからメイン機に入って作業できたりします(マルチディスプレイも対応しててとても良い)。
apps.apple.comMacはどうしたものかな、と思って安易に「mac vnc clients best」でググってみたのですが、でてきた候補がどれもしっくり来なかったです。
もうちょっと真面目に調べてみたら、そもそもMacには標準で「Screen Sharing(画面共有)」というアプリがあることを知りました。Mac歴はそれなりに長いつもりでしたが恥ずかしながら初めて知りました...。
ということでリビングからMacbook Airを使って仕事部屋のMac Miniにあっさり接続できました。ショートカットが基本的にMac Mini側で動作してくれるので好感触でした。
- Command + Tabでのアプリ切り替えなどのショートカット
- Command + Shift + SpaceでAlfredが起動する(Macbook AirではなくMac Miniがちゃんと認識)
- クリップボードがMacbook AirからMac Miniに共有される
という感じで、TrackPadによるジェスチャーも「その他のジェスチャ」に該当するもの以外はMac Mini側が認識してくれている雰囲気があります。
イケてないものもあった
「これはいけるぞ!」と希望に満ち溢れていたのですが、問題に気づきます。個人的に愛用している「Magnet」というアプリがうまく動かないのです(ここにきてやっと本題)。
apps.apple.comこれは、フォーカスを当てているウィンドウの大きさをいい感じに左半分、右半分、全画面などに変えてくれるショートカットを提供してくれるMacの常駐アプリです。(WindowsユーザーならOS標準で備わっている機能です) この機能が使えないとそれなりに生産性に響きます。
「Ctrl + Shift + やじるし(←↓→↑)」を割り当てていたのですが、見事に全く反応せず。「Ctrl + やじるし」だったり、「Shift + やじるし」は別のアプリで反応しているので、もしや「Modifier(CtrとかShiftとか)が2つ以上あるとダメ?」と疑ってしまいました。
ただ、よくよく考えてみるとMacbook Air側にもMagnetをインストールしてるから「競合してる?」と思い、Magnetのオプションを見てみたところ、とてもそれっぽいオプションを見つけました。
「"画面共有"を無視する」です。Macbook Air側のMagnetに「画面共有のウィンドウは無視してね」って伝えることができます。
予想は的中!Mac Mini側でちゃんとMagnetもいい感じに動作してくれるようになりました。
ということで夜はまったりとリビングから開発なりなんなりをできているのでした。
まとめ
- MacからMacへのリモートデスクトップにはOS標準の画面共有アプリがいい感じ
- だいたい良い感じに接続先のマシンを操作できる
- ショートカットキーが競合するものもあるので、それは頑張って調査する
- Magnetは「○○を無視する」機能を駆使する