読書をマインドマップでまとめる / 「マインドマップ読書術」を読んだ

数年前からマインドマップでいろいろな情報を残すようにしているのですが、ふとAmazonブラウジングしてたときに気になる本があったので買って読んでみました。「マインドマップ読書術」という本です。100ページ弱の小型の本でサクッと読めちゃいますが、読んだ記録を残しておこうと思います。

目次

  1. あなたは4倍速く読める!
  2. 問題点を逆手に取る
  3. 新たな目の使い方を学ぶ
  4. さまざまな読み方を使いこなす
  5. 集中力をコントロールする
  6. マインドマップ有機的学習法MMOST
  7. マインドマップ読書ノート術

読み方の思い込みを捨てる

まず、この本ではマインドマップの「書き方」ではなく、マインドマップを活用した効率的な読書の方法(読書術)を紹介していることに注意する必要があります。

戦略的にプレビューする

プレビューで「先に・見る」ことに関して、3つのポイントが挙げられています。

中でも上2つのポイントが刺さりました。

1つ目は、本を読む前にその本の分野に関しての自分の既存知識をマインドマップにしておくというものです。なんとなくボヤッと頭の中にある既存知識をあらかじめまとめておくと、知っていることが整理され、本を読みながら答え合わせができます。

2つ目は、著者と会話をするように(インタラクティブに)読むべきだというものです。具体的には本の余白に質問やコメントを残したりすることです。読書の際、著者との会話は忘れがちで、気づくとだらだらっと数ページ読んでいて全く内容が頭に入っていなかったりします。本自体に質問やコメントを残すことを意識しておくことで、集中力を高めます。Inputだけでは眠くなってしまうので、定期的にOutputすることを忘れずに読書することが大事だと感じました。

読み方を工夫する

本を読むとき、1回読んで満足してしまいがちですが、上にも述べたようにほとんど知識として定着しません。ここ数年で僕もようやく定着してきたのですが、複数回読むほうが圧倒的に定着します。そのテクニックとして本書ではMMOST(Mind Map Organic Study Technique)が紹介されています。マインドマップの父であるトニー・ブザン氏が考案したテクニックのようです。

準備の4ステップ

  1. ブラウジング」で、全体にざっと目を通す
  2. 読書の「時間と量」を決める
  3. 既存知識の「マインドマップ」を描く
  4. 「質問」をつくり「目標」を定義する

応用の4ステップ

  1. 「概略」を読む
  2. 「要点」を読む
  3. 「詳細」を読む
  4. 「仕上げ読み」する

「丁寧に1回読む」ことをやめて、「複数回読む」前提で本を読む必要があります。MMOSTに関しては(英語になりますが)以下の記事でも紹介されています。

Mind Map Organic Study Technique (MMOST)destech.wordpress.com

まとめ

  • マインドマップ読書術」を読んだ
  • 本は複数回読む方が良い
  • 「本を読むこと」自体を目的化しちゃいけない

余談ですが、下手なりにマインドマップをアプリではなく、Apple Pencilで書いたものが以下のとおり。

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参考

トニーブザンのマインドマップ本(マインドマップの書き方)

Mind Map Mastery (English Edition)

Mind Map Mastery (English Edition)

記憶術に関するUdemyのコース

www.udemy.com

マインドマップツール「MindMeister」(Mind Mapを横断的に検索できて良い)

www.mindmeister.com